美容皮膚科や美容室を利用しより美しくなる

治療

ボトックスを用いた治療の歴史について

 人間の体を構成している筋肉は、脳からの「筋肉を収縮しろ」という命令を受けて収縮します。普段いちいちそのようなことを考えながら体を動かしている人はいませんが、そのような仕組みになっているのは事実です。この神経伝達作用が正常に機能しなくなると、思うように体を動かすことができなくなってしまいます。そのようになってしまうと普通はとても困りますが、その作用を逆手に取った治療方法がボトックス注射です。ボトックス注射は、もともと顔面麻痺などを治療する医療現場で使用されていた注射でした。しかし、筋肉の収縮を阻害することによって表情じわを薄くできることが発見され、美容外科の治療でもボトックス注射が用いられるようになりました。現在では、しわ取り治療以外にも、幅広くボトックス注射が使われています。

わきがを注射で治す人が増えると考えられています

 ここ数年、美容外科クリニックのわきが治療で、ボトックス注射が使用されるケースが増えてきています。わきの下にボトックス注射を打つと、その部分の筋肉が収縮しなくなりますので、汗や皮脂の分泌が起こらなくなります。わきがの臭いは、わきの下の皮膚の常在菌が汗や皮脂を養分にして繁殖する際に発生します。でも、汗や皮脂が分泌されなければ、細菌が繁殖することができません。その結果、嫌な臭いも発生しなくなるというメカニズムです。従来からあるわきが治療の方法では、わきの下に大きな傷跡が残ります。それが嫌なためにわきが治療を受けることを断念していた人がたくさんいました。でも、ボトックス注射であれば、傷跡が残ってしまう心配がありません。治療効果に永続性はありませんが、今後ボトックス注射を用いるわきが治療を受ける人が増えるだろうと予想されています。